通訳ガイド
<5.通訳ガイド>
■仕事内容■
通訳ガイドは正式には「通訳案内業」と呼ばれ、観光目的で日本を訪れた
外国人を日本各地に案内し、外国語で説明をする語学スペシャリストの
ことである。「通訳」とは他の人の発言を訳すという受身的な仕事であるのに
対し、通訳ガイドは外国語で自発的に話す仕事である。
英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、
中国語、韓国語の9ヶ国語のガイドとして仕事をする場合には国家資格が
必要となる。これが「通訳案内業国家試験」である。これについては
資格のコラムで詳しく説明する。通訳ガイドが案内するお客は個人客と
団体客の2種類に大きく分かれる。基本的な通訳ガイドの仕事は
外国のお客様に日本そのものや日本の文化、観光地への理解を深めて
もらうための情報提供、お客様が日本に滞在している間、楽しませること、
お客様の日本滞在中の生活上のサポート、そしてクライアントである
旅行会社やエージェントから委託された旅行日程の遂行である。
■必要な適正■
・事前に訪問先のことを調べておく調査能力
担当ツアーコースの観光先を事前に調べて頭に入れておくことは常識であるが、
初めて行くところの場合は事前に旅程と同じコースを可能な限り行ってみることが
重要である。見所、所要時間などをあらかじめおさえ、時間配分を考えておく。
・トラブル処理能力
お客様が行方不明になったり、食事に関する不満が出たり、宿泊先でお客様が
病気になったりなどツアー中に発生トラブルはさまざま。そんな時に、あわてず
適切な対応を取ることができる能力が求められる。
・団体客をまとめる統率力
ガイドは団体を案内することが多いが、グループの人数が多ければ多いほど
別の行動をとる人が出てくる可能性が高くなる。ガイドには団体客をまとめる
リーダーとしての素質が求められる。
・エンターテイメント性
ガイドはお客様に「日本へ来てよかった」と思ってもらうようにするのが仕事の
ひとつである。旅程を無事に進めればいいというわけにはいかない。
そのため、ガイドはツアーを楽しくするための演出が必要となる。
例えば歌を歌ったり、宴会の席では踊ったりなど・・・。
ガイドはエンターテイナーの素養も求められる仕事である。
■仕事獲得法■
「通訳案内業国家試験」に合格し「通訳案内業者(通訳ガイド)免許」を
取得すれば公的に通訳ガイドとして認められたことになる。
ただし通訳ガイドがどのような仕事なのか実際に仕事をする前に理解を
深めなければならないので通訳案内業国家試験の合格者を対象とした
ガイド研修会が行われている。こうした研修会に参加の後、旅行会社
や旅行関連の仕事に強いエージェントに就職活動を行って登録をさせて
もらい、依頼された仕事を請けていくのが一般的な流れである。
March 28, 2010|コメント (0)|トラックバック (0)
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