法廷通訳
<4.法廷・捜査現場の通訳>
②法廷通訳
■仕事内容■
法廷通訳とは裁判を必要とする外国人被告人に対して、法廷で通訳を
する仕事であるが、実際には裁判が行われる前から始まる。
専任された弁護人は第一回公判期日の前に拘置所を訪れて被告人に
接見をする。これは弁護人と被告人の裁判の打ち合わせのようなもので
この接見に担当となった通訳人が同行し通訳する。
接見への同行は法廷で通訳を行う上で通訳者にとって重要な情報収集
となる。事前に被告人の癖を把握したりどのような内容の裁判かを知る
上でも重要な材料となる。弁護士の接見から裁判の決審するまでを
一人の法廷通訳人が担当することになる。
裁判の通訳の前には裁判所を通じて起訴状などの書類が送られ、
通訳人はこの書類に目を通して予備情報をふまえて裁判の通訳にあたる。
通訳人は裁判で発言する裁判官、検察官、被告人、弁護人、証人の
5者のすべてを一人で通訳していく。
法廷通訳人は法廷での発言の通りに正確に伝えることが原則である。
被告人の供述を通訳する際には正確なだけでなく、どんな些細な言葉も
漏れなく訳すことが必要である。また法廷通訳人に求められる姿勢は
常に中立、公正な立場で通訳できること、そして法廷通訳を行う上で
知り得た事実についての守秘義務が法廷通訳人の責務である。
■採用方法■
裁判所では広く法廷通訳人を募集している。全国の裁判所の要請に応じ、
最高裁判所が率先して広く一般から希望者を募り、法廷通訳人養成プログラム
を実施している。語学力があり法廷通訳人をやってみたいという気持ちが
あっても刑事裁判に関する知識が乏しいために躊躇している人に対し、
裁判官にによる裁判手続きの講義や実際の裁判の傍聴、法廷通訳人の
立場や心得についての講義、模擬通訳実習などのプログラムが準備
されている。法廷通訳人の応募に関しては最高裁判所や自治体の
地方裁判所に問い合わせることができる。
March 28, 2010|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:法廷通訳
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