通訳

通訳のサブカテゴリ一覧

通訳の仕事

<通訳の仕事>

英語を使った仕事の代表に「通訳」があげられます。

日本でも通訳を目指して英語を勉強する人は多いですが、一口に「通訳」と言っても

実に色々な種類の仕事があります。

ジャンル別に大きく分けると、「政治・ビジネスの通訳」、「放送通訳」、

スポーツ・エンターテイメントの通訳」、「法廷通訳」、「通訳ガイド」です。

またそれぞれのジャンルの中にさらに細かく分かれた仕事があり、ベテランの通訳者は

それぞれ専門分野に特化した仕事を選んで仕事をしています。

通訳を目指すには自分の興味のある通訳は何か、また向いているジャンルは何か

じっくり研究することが大切です。通訳の仕事には高い語学力とともに、幅広い専門知識

が必要とされますので、できるだけ早い段階で自分に合った専門分野を見つけ、

目的に合った努力をすることが必要です。

このページでは通訳の仕事内容や仕事獲得法をジャンルごとに詳しく書いていきます。

1.政治・ビジネスの通訳

2.放送通訳

3.スポーツ・エンターテイメントの通訳

4.法廷通訳

5.通訳ガイド

 

 

政治・ビジネス・学術の通訳

<1. 政治・ビジネス・学術の通訳>

政府や政府関連機関、企業やコンベンション主催者が依頼する通訳。

時事、ビジネスに関する基本知識の他に、通訳するテーマについての

詳しい知識が必要とされる。他のジャンルに比べて最も需要が高く、

このジャンルを専門とする通訳者も多い。

企業ニーズとしてはコンピュータ、通信、金融関係の需要が特に高いが

その他にも自動車メーカー、製薬会社、半導体メーカー、官公庁関連機関

からのニーズも高い。

レベル別に通訳の仕事内容を分類してみると次のようになる。

トップクラス:会議通訳

中堅クラス:企業視察通訳、商談通訳、VIP付き通訳

新人クラス:国際会議事務局付き通訳、展示会のブース付き通訳、社内通訳

入門者クラス:通訳コンパニオン、アテンド通訳、国際会議の語学スタッフ

政治・ビジネス・学術の通訳の仕事内容について下記リンクに詳しく

説明しています。

政治・ビジネス・学術の通訳の仕事

 

 

放送通訳

<2.放送通訳>

BSやCSなど衛星放送やテレビで放送するニュース番組やドキュメンタリーの

ボイス・オーバー(通訳者ないし声優が口頭で訳を言うこと)やテロップを訳す

仕事。マルチメディア時代において通訳者の需要の拡大が見込まれる

有望なジャンル。スクリプトのない仕事は通訳者が、ある仕事は翻訳者が

行う。いずれも時事に関する詳しい知識が必要とされる。

放送通訳の仕事は大きく3つに分かれる。

①海外のニュースやトーク番組の日本向け日本語放送のための時差通訳

②海外の番組、ニュース、記者会見の同時通訳

③外国人向けに日本語のニュースを英語に同時通訳

放送通訳の仕事内容は下記リンクに詳しく書いています。

放送通訳の仕事

芸能・スポーツの通訳

<3.芸能・スポーツの通訳>

スポーツイベントに出場するために来日した選手や日本に長く滞在して

競技を行っている選手・審判・主催者(実行委員会)の通訳や、

キャンペーンのために来日した俳優や映画監督、公演のために

来日したアーティスト(俳優、演出家、劇団員、ミュージシャン、

オーケストラ団員)などエンターテイメントの分野での通訳。

対象となるスポーツや芸能についての詳しい知識が必要とされる。

芸能・スポーツの通訳の仕事は下記リンクに詳しく書いています。

芸能・スポーツ通訳の仕事

法廷・捜査現場の通訳

<4.法廷・捜査現場の通訳>

外国人犯罪が多発する世の中で必要とされるのが法廷・捜査現場の通訳の仕事。

この分野の通訳の特徴は通常は通訳というと英語の需要が高いが、この分野では

中国語、タガログ語、ペルシャ語、タイ語など英語以外の言語、しかも

希少言語の需要が高いことである。法廷・捜査現場の通訳の仕事内容は

下記リンクに詳しく書いています。

法廷・捜査現場の通訳の仕事

通訳ガイド

<5.通訳ガイド>

■仕事内容■

通訳ガイドは正式には「通訳案内業」と呼ばれ、観光目的で日本を訪れた

外国人を日本各地に案内し、外国語で説明をする語学スペシャリストの

ことである。「通訳」とは他の人の発言を訳すという受身的な仕事であるのに

対し、通訳ガイドは外国語で自発的に話す仕事である。

英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、

中国語、韓国語の9ヶ国語のガイドとして仕事をする場合には国家資格が

必要となる。これが「通訳案内業国家試験」である。これについては

資格のコラムで詳しく説明する。通訳ガイドが案内するお客は個人客と

団体客の2種類に大きく分かれる。基本的な通訳ガイドの仕事は

外国のお客様に日本そのものや日本の文化、観光地への理解を深めて

もらうための情報提供、お客様が日本に滞在している間、楽しませること、

お客様の日本滞在中の生活上のサポート、そしてクライアントである

旅行会社やエージェントから委託された旅行日程の遂行である。

■必要な適正■

事前に訪問先のことを調べておく調査能力

担当ツアーコースの観光先を事前に調べて頭に入れておくことは常識であるが、

初めて行くところの場合は事前に旅程と同じコースを可能な限り行ってみることが

重要である。見所、所要時間などをあらかじめおさえ、時間配分を考えておく。

・トラブル処理能力

お客様が行方不明になったり、食事に関する不満が出たり、宿泊先でお客様が

病気になったりなどツアー中に発生トラブルはさまざま。そんな時に、あわてず

適切な対応を取ることができる能力が求められる。

団体客をまとめる統率力

ガイドは団体を案内することが多いが、グループの人数が多ければ多いほど

別の行動をとる人が出てくる可能性が高くなる。ガイドには団体客をまとめる

リーダーとしての素質が求められる。

・エンターテイメント性

ガイドはお客様に「日本へ来てよかった」と思ってもらうようにするのが仕事の

ひとつである。旅程を無事に進めればいいというわけにはいかない。

そのため、ガイドはツアーを楽しくするための演出が必要となる。

例えば歌を歌ったり、宴会の席では踊ったりなど・・・。

ガイドはエンターテイナーの素養も求められる仕事である。

■仕事獲得法■

「通訳案内業国家試験」に合格し「通訳案内業者(通訳ガイド)免許」を

取得すれば公的に通訳ガイドとして認められたことになる。

ただし通訳ガイドがどのような仕事なのか実際に仕事をする前に理解を

深めなければならないので通訳案内業国家試験の合格者を対象とした

ガイド研修会が行われている。こうした研修会に参加の後、旅行会社

や旅行関連の仕事に強いエージェントに就職活動を行って登録をさせて

もらい、依頼された仕事を請けていくのが一般的な流れである。