March 2010の記事一覧

翻訳の仕事

<翻訳の仕事>

翻訳というと外国の小説の翻訳を思い浮かべる人が多いかもしれません。

しかし小説の翻訳は「翻訳」という仕事のごく一部分を占めているにすぎません。

大きく分けると小説など書店で発売される翻訳本の翻訳を「出版翻訳」、

企業や官公庁関連機関から依頼される翻訳を「実務翻訳」、映画の字幕や

テレビの海外ドラマや映画の吹替えなどの翻訳を「映像翻訳」と分類され、

一言に「翻訳」といってもジャンルが違うと仕事内容も求められるスキルも

全く異なります。またそれぞれのジャンルの中にさらに細かく分かれた仕事があり、

ベテランの翻訳者はそれぞれ専門分野に特化した仕事を選んで仕事をしています。

翻訳家を目指すには通訳同様、自分の興味のある翻訳は何か、また向いている

ジャンルは何かじっくり研究することが大切です。翻訳の仕事には高い語学力とともに、

幅広い専門知識が必要とされますので、できるだけ早い段階で自分に合った専門分野

を見つけ、目的に合った努力をすることが必要です。

このページでは翻訳の仕事内容や仕事獲得法をジャンルごとに詳しく書いていきます。

1.出版翻訳

2.実務翻訳

3.映像翻訳

出版翻訳

<1.出版翻訳>

書店で販売される書物の翻訳のこと。

出版翻訳は小説、ノンフィクション、児童書、外国語雑誌のジャンルにわかれる。

出版翻訳は基本的に外国語から日本語への和訳のみで英語からの翻訳が多い。

産業翻訳では翻訳者の名前が表に出ることがほとんどないが、出版翻訳は

訳者として本のカバーに名前が載ることが魅力のひとつである。

出版翻訳のジャンル別の仕事内容については下記リンクに詳しく説明しています。

出版翻訳の仕事

 

文芸翻訳

<1.出版翻訳>

①文芸翻訳

小説(文学、ミステリー、ホラー、SF、法廷もの、ロマンスなど)、

映画のノベライゼーションなど文芸作品の翻訳を文芸翻訳と呼ぶ。

産業翻訳ほど専門分野を特定することはないが、ミステリーを得意とするのか、

SFなのか、ホラーなのか、それともロマンスなのかといった具合に、

翻訳家の好みや実績によってある種の専門性が出てくる。

例えばミステリーには犯罪や法律、医学用語が出てくる率が高いし、

SF小説にも科学用語がたくさん出てくるからだ。

翻訳家はどんなことでも調べ物をしてあやふやなものがない状態に仕上げる

必要がある。そのためには図書館で調べたり専門家に聞いたり、場合に

よっては原作者に直接コンタクトをとってわからないことを明確にしていく

調査力が必要である。

文芸翻訳家にとって最も重要なのは語彙の豊富さ、バリエーションに富んだ

表現力、すなわち日本語の文章力である。原作が持つ雰囲気、個性、味を

逸することなく日本の読者に伝えることは翻訳家の使命である。

翻訳家の日本語力が乏しければ優れた作品も台無しにしてしまう。

原作を正確に解釈する語学力が不可欠である。

文芸作品の翻訳が出版社から翻訳家に依頼される場合、翻訳家はまず

リーディングという作業を頼まれることが多い。リーディングとはその作品が

日本で売れるかどうかを出版社内部で判断するために翻訳者に原書を

読んでもらい、本の内容、特徴などをレポートしてもらう作業。

シノプシスを読み、出版社で売れると判断されれば、著作権を取得する

ことになる。出版社の中にはリーディング専門の要員を抱えている場合もあり、

新人翻訳家や翻訳家の卵が担当している。

コンスタントに売れる作家の作品やシリーズ物は一人の翻訳が続けて

担当することが多く、翻訳家にとって継続して翻訳できる作家にめぐり会える

ことがその後の実績作りに大きく作用する。

■文芸翻訳家になるには■

文芸翻訳家の経歴で圧倒的に多いのが英語・英米文学科出身の人である。

また翻訳本の編集者出身が多いのも特徴である。

全く知識のないビギナーなら翻訳スクールに通い、ノウハウを学び、

担当講師の目にとまれば下訳や共訳で様子を見た上で実力を認められれば

出版社を紹介される可能性もある。

プロの翻訳家になるには下訳や共訳を行うコンテストに応募して賞を取るなど

実力を証明するための実績作りが大切である。

■出版社の翻訳家採用ルート■

・実績のある翻訳家の紹介

・リーディングを依頼し、実力があると認めた場合

・翻訳学校の紹介

・翻訳会社経由

・翻訳コンテスト優秀者

・新聞紙上での募集

・持ち込み作品を持参してきた人から

■出版社へのアプローチ法■

意外にも持ち込み作品を持参してきた人から採用されるケースが多いことも

この分野の特徴である。あふれるほどある新刊情報から日本の市場に合う

売れる作品を発掘するのは編集者の手にも余る状況になっている。

そのため、インターネットをうまく使い、自分の得意なジャンルの良書を発掘し、

レジメを作成して1章分くらいを訳して出版社にアプローチする。

運良く実力が認められれば採用となる場合がある。

このように自力でアプローチをすることによって新人にもデビューの可能性が

あるのであきらめずに努力することが必要である。

 

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カテゴリー:出版翻訳

ノンフィクション翻訳

<1.出版翻訳>

②ノンフィクション翻訳

ビジネス書、科学もの、伝記、癒し、ハウツー本、実用書などの翻訳を

ノンフィクション翻訳と呼ぶ。出版翻訳市場最も需要が高いのがこの

ノンフィクション翻訳である。ノンフィクション翻訳には翻訳技術とともに

その分野の専門知識を備えていることが条件となる。

文芸翻訳同様、ひとつの作品にかかる期間は3ヶ月~6ヶ月が平均で

分厚い専門書になると1年以上かかる場合もある。

またビジネス書など話題性のあるうちに出版するためには1~2ヶ月で翻訳

しなければならない場合もある。

ノンフィクション翻訳の場合は翻訳するまでにその分野のバックグラウンドの

情報収集に時間を要することが多い。また書いてあることを理解しやすいように

論理的な文章で訳すことが求められる。

■出版社の翻訳依頼ルート■

ノンフィクション翻訳には専門的な知識が必要なため、大学教授や評論家など

語学力のある専門家、その分野を専門とする産業翻訳家が翻訳を行うケースが

多い。直接出版社から依頼される場合が多いが、専門知識を必要とする場合は

翻訳会社に持ち込まれたり、口コミで選定される場合もある。

専門分野のバックグラウンドがない場合は翻訳スクールで技術を身につけ、

文芸翻訳同様のプロセスで第一歩を踏み出すことが望ましい。

 

 

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カテゴリー:出版翻訳

児童書翻訳

<1.出版翻訳>

③児童書翻訳

絵本をはじめ幼児・児童向けの海外の本の翻訳。

児童書の翻訳といえば子供向けのやさしい本の翻訳をイメージし、

内容が簡単だから簡単に訳せそうだと思う人が多いが、実際には

むしろ大人向けの本の翻訳よりもずっと難しいのが児童書翻訳である。

原文の意味を変えることなく正確に、かつ子供が理解できる文章にする

必要がある。誤訳はもちろん勝手に創作して原作から離れた内容になって

しまってはいけない。児童書には絵がつきものであるので、絵と原文の表す

情景を思い浮かべてそのイメージにぴったり合った言葉をあてはめることが

大切なのである。

■児童書翻訳家になるには■

児童書の翻訳は長年の付き合いのある翻訳家に依頼されるケースが多い。

詩人、小説家、児童文学作家、大学教授など様々なバックグラウンドをもった

人が翻訳をしているケースもある。しかし出版社の中には若手の翻訳家を採用し

育てていこうとする方針もある。絵本の翻訳コンテストがいくつか実施されて

おり、児童書翻訳家の登竜門となっている。

文芸書の翻訳以上に出版件数が限られているため狭き門であるのも事実で

あるが、児童書翻訳のコースを持つ翻訳スクールに通い、そのつながりから

仕事を獲得する方法と文芸翻訳者同様、出版者に直接売り込む方法もある。

また、児童書や絵本の翻訳出版をしている出版社に就職し、編集をしながら

翻訳技術を身につけて仕事に結びつけるルートもある。

 

 


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カテゴリー:出版翻訳

外国雑誌の翻訳

<1.出版翻訳>

④外国雑誌の翻訳

日本で翻訳して出版される海外のニュース誌、一般誌、女性誌、

専門誌、趣味雑誌などの翻訳。

外国雑誌の翻訳には海外で出版されている雑誌の日本版の翻訳と

外国雑誌出版社と提携、特約などによって自社の出版物に翻訳・掲載

している記事の翻訳がある。分野として最も日本版の雑誌数が多いのが

コンピュータ関連。その他、ファッション、音楽なども多い。

外国雑誌を翻訳するには何よりも正確に内容が理解できなければならない。

そのためには高度な語学力と一般常識が求められるが、雑誌によっては

事実をそのまま伝えるものもあれば、脚色する必要があるものもある。

各雑誌ごとにカラーがあり、それに合った翻訳ができることが第一条件である。

そのためには正確で正しい日本語が使えること、言葉を自在に操って

ひとつの外国語の文章からいく通りもの雰囲気を持った訳文をつくれる

表現力、語彙力をつけることが必要である。

日本人にとって必要な情報は何か、何をどのように要約していくかを考え、

誰が読んでもわかりやすい文章に仕上げなければならない。

常に新鮮な情報が求められる雑誌の場合、翻訳スピードも必要条件である。

週刊誌の場合は翻訳にかけられる時間は1~2日程度。

締め切りに間に合わせるために徹夜で編集者と作業を続けることもある。

■外国雑誌の翻訳者になるには■

外国雑誌の記事の翻訳はフリーの翻訳者が行う場合が多い。

編集者自身が翻訳を行うこともある。外国雑誌の記事の翻訳は知人の紹介や

翻訳会社を経由して依頼されることが多い。また文芸翻訳や児童書翻訳と

同様に、外国雑誌の日本版を出版している出版社に直接アプローチするのも

ひとつの手である。

 

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カテゴリー:出版翻訳

実務翻訳

<2.実務翻訳>

企業、官公庁、団体、学者や医者の研究などで発生するドキュメントの

翻訳を実務翻訳または産業翻訳と呼ぶ。出版や映像、エンターテイメント

の翻訳よりも最も需要の高いジャンルである。企業において発生する

翻訳はこれから市場に出回る製品や技術に関する文書が多く、翻訳者は

最先端の技術の伝達を担うことになる。

実務翻訳の特徴は出版、映像の翻訳がほぼ和訳を中心としているのに

対し、和訳、英訳(外国語訳)の両方の需要がある。

■実務翻訳者に求められること■

①正確に訳すこと。

②クライアントの要求する文体で仕上げること。

③納期厳守

④機密保持

■実務翻訳のプロになるには■

実務翻訳のプロへのアプローチ法は3つある。

まずひとつは日常的に語学を使う仕事に就き、そこで養った語学力を生かして

翻訳者に転向するケースで企業の海外業務についていた人が比較的多い。

もうひとつは技術系の仕事に就きその専門知識をセールスポイントとして

産業翻訳者になるケースでSE、プログラマ、各分野の研究者などが

あげられる。3つめは翻訳の専門学校に通って技術を習得し、実務翻訳者に

なるケースで技術系の仕事に就いたことのない人はまずスクールで翻訳技術を

身につけることが先決である。実力がつけば翻訳会社のトライアルを受けて

登録させてもらえる可能性がある。

このように産業翻訳はビジネス経験が非常に重要な仕事であるといえるが、

これは原文の理解と翻訳先言語へのアウトプットという翻訳の2つの工程に

おいていずれも対象言語についての専門知識を要するためである。

実務翻訳の世界では専門をもたない翻訳者は信頼が薄いので、新人の頃は

色々な仕事を受けるのもよいが、将来的には専門を持つことが重要である。

今までの経歴から専門知識を身につけている人はその分野をいかすべきで

あるが、これから専門分野を開拓していこうという人は仕事の需要、報酬の

高低も十分考慮に入れることも重要である。

実務翻訳は大きく分けると、マニュアル翻訳、特許翻訳、契約書の翻訳、

医学・薬学の翻訳のジャンルに分けられる。

それぞれのジャンルについて下記リンクに仕事内容を詳しく説明している。

実務翻訳の仕事

 

マニュアル翻訳

<2.実務翻訳>

①マニュアル翻訳

■仕事内容■

電化製品には必ず製品の取扱いについて解説した小冊子がついているが、

それがマニュアル(取扱説明書)であり、その翻訳がマニュアル翻訳である。

マニュアルを見ながら製品を動かすことができるよう、翻訳者は誤解を

招かず簡潔かつ明瞭な文章に仕上げるテクニックが要求される。

マニュアルの表現が適切でないと事故につながる恐れもあり責任は重大

である。現在、実務翻訳界ではコンピュータ関連のマニュアル翻訳の

需要が最も高く、実務翻訳全体の3分の1を占めるとも言われている。

コンピュータの世界は技術が分単位で進歩しているので、翻訳者は

雑誌などで最新の情報を収集しておく必要がある。

 

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カテゴリー:実務翻訳

特許翻訳

<2.実務翻訳>

②特許翻訳

■仕事内容■

特許翻訳は外国の発明や商品名、商品のデザインが日本の特許を

取得する時、また、日本の発明が外国の特許を取得する時に発生する。

翻訳を必要とするのは特許書類の中でも出願の際に特許審査機関

(特許庁)に提出する出願書類(明細書)の翻訳である。

明細書は特許独特の言い回しやルールで書かれており、中でも

独特なのが「特許請求の範囲」と呼ばれる項目である。特許を請求する

技術の内容がカンマや関係代名詞などでつながった1つの文章で長々と

続く。特許翻訳に携わるにはこの特許独特の文体をマスターする必要がある。

特許翻訳で訳す文書は新しい技術の発明者の権利を主張するものであり、

契約書と同様に依頼者の利害に直接関わる文書である。専門知識を

要求される上、特有の言い回しや書式が多いため、実務翻訳の中でも

ベテランの翻訳者が多い分野である。海外の企業が日本に特許申請する

外国語訳及び和訳の需要は年々増加しており大変な需要を抱えている。

そのためこの分野の翻訳者は不足しているのが現状である。

特許翻訳のジャンルで評価を得ることができれば翻訳者としては安泰である。


 

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カテゴリー:実務翻訳

契約書の翻訳

<2.実務翻訳>

③契約書の翻訳

■仕事内容■

契約書とは二者間あるいは一対複数者間の契約(取引)内容を明記

した文書である。お互いの合意内容を文章化することによって契約の

不履行を回避し、確実に契約が実行されるようにするための文書で、

日本と外国との取引が発生するところに契約書の翻訳が発生する。

日本企業と海外の企業の間では契約書の交換が頻繁に行われており、

具体的な取引内容は商品、不動産、ロイヤリティの売買契約、商品の

メンテナンス契約、設備の設置契約、設備(土地、建物、機器)や

ロイヤリティの賃貸契約、社員の雇用契約などである。

ビジネス知識、法律用語などについての知識が必要となるばかりでなく、

契約者の利害に直接関わる文書のため、こなせる人が少ない分野である。

このため報酬が高めで、和訳、外国語訳両方の需要があるのも特徴である。


 

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カテゴリー:実務翻訳

医学・薬学の翻訳

<2.実務翻訳>

④医学・薬学の翻訳

学会やドクター、薬や医療機器メーカーなどから依頼される文書の翻訳。

学会やドクターが依頼する翻訳で最も多いのが論文やスピーチ原稿の

英訳である。一方、メーカーが依頼する翻訳には管轄機関(日本の場合は

厚生省、アメリカの場合はFDA)の認可を受けるための申請書類

(症例報告書や臨床報告書など)、社内文書、薬の添付書類、薬をめぐる

裁判の関連書類、薬事法などの翻訳がある。また、病院で使う医療機器は

海外で開発されたものが多く、そのマニュアルやパンフレットの翻訳も

翻訳者が行う。さらに医学・薬学関連の出版物もあり、実に幅広い需要が

ある分野である。とりわけ認可書類はひとつの薬で申請段階がいくつもあり、

さらにそれぞれの申請書類が膨大になることから医学・薬学の翻訳の

需要を高めている。専門知識を必要とする実務翻訳の中でもとりわけ

高度で特殊な専門知識を必要とすることから、できる人が不足しており、

需給の関係もあって他のジャンルの翻訳よりも報酬が高めである。

■仕事獲得法■

医学・薬学専門のプロの中には、医学・薬学のバックグラウンドを持って

参入してきた人と、語学力から参入してきた人の大きく2つに分かれる。

前者の中で最も多いのが大学で薬学や生物学を学んできた人たちだ。

(医学部出身の翻訳者はほとんどいない)。

一方、語学力を武器に参入してきた人はまず別の分野で実績を積み、

比較的専門的でない医学・薬学の翻訳から入って徐々に専門的な

内容に移行していくのが得策である。そして、医学・薬学関連の優れた

翻訳者となるには、まず第一に和訳だけでなく英訳も行えること。

そして専門家が読むに耐えるフォーマットや文体を知っており、

「広く深い」専門知識を身につけることが重要である。また、わからない

箇所が出てきた時に、いかに対処するかも重要である。

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カテゴリー:実務翻訳

映像翻訳

<3.映像翻訳>

映画やテレビドラマなどメディアの翻訳を映像翻訳と呼ぶ。

映像翻訳は大きく分けると字幕翻訳と吹替翻訳に分かれるが、

デジタル衛生放送の需要拡大により両方できる人材が求められている。

それぞれの詳しい仕事内容は下記リンクに説明しています。

映像翻訳の仕事

 


 

字幕翻訳

<3.映像翻訳>

①字幕翻訳

■仕事内容■

字幕翻訳とは洋画を始めとする外国版映像のスクリーンに映し出される

日本語スーパーの翻訳。訳す素材としては洋画が最も多く、衛星デジタル放送

の開局依頼はドキュメンタリーや様々な番組の翻訳も増加している。

字幕翻訳は外国語を理解できない日本の観客のために俳優がセリフを

しゃべるスピードと同じ時間に読み取ることができるよう限られた字数の条件

のもとに凝縮して訳していく作業である。

翻訳者は翻訳する前に台本を読みながら映画を観て、映画全体の背景、

登場人物のキャラクター、人間関係などを把握し、訳す方向性を決定する。

翻訳にかかる時間は1作品で3日から長くて1週間程度。翻訳がひととおり

完成すると試写室で試写しながら翻訳原稿のチェックを行う。そして手直しした

原稿は製作所に回され、見本プリントとして字幕の入ったフィルムが作成される。

さらに最終チェックとして字幕入りのフィルムを試写し、この段階でOKなら

現像所に回されてプリントされ、映画会社から映画館へ配給、公開に至る。

字幕翻訳の仕事は文章を翻訳するのとは異なり、字数などに厳しい制限が

あり、高度なテクニックを要する。例えば、ひとつのセリフを横字幕で最大

26文字(縦字幕で20文字)程度に収められなければならず、セリフに収められて

いる情報をすべて盛り込むことはできない。その為、セリフの重要な部分は

どこか、またカットする箇所を決断しなければならない。

その決断を適切にできるかどうかが翻訳家の技量にかかってくる。

また文化の違いなど外国人に理解できないセリフについてはその違いを

感じさせないように訳すのが字幕翻訳者の真骨頂である。そして調べ物が

生じた場合、どこに問い合わせればよいかといった調べ物のノウハウも

重要である。

■字幕翻訳家になるには■

字幕翻訳家の共通点は当然みな映画好きであるという点である。

映画好きが高じて字幕翻訳家になったという人が多い。膨大な数の映画を

観ることによって字幕の感性が自然とみにつくのである。

また英語以外の言語ができるプロが多いのも字幕翻訳家の特徴である。

そのため、海外生活体験者が比較的多い。

字幕翻訳家になるには以前は翻訳家に弟子入りするか、制作会社など

字幕制作の現場で修行をするしかなかったが、現在は翻訳学校に

映像翻訳者の養成コースがあり、誰でも技術を学べるようになった。

スクールで勉強し、実力が認められると、製作会社などに紹介される

可能性もある。しかし、非常に人気の高い分野であり、特に劇場で公開される

映画の本数は限られているため、新人が簡単に入り込めない世界であることも

事実である。こうした状況を考えると映画だけにこだわらず、企業の紹介ビデオ、

子供向けビデオ、ゲーム、ドキュメンタリーなど様々な映像の翻訳を行って

実績を作ることが先決である。映像制作会社に直接アプローチするのも

ひとつの手である。

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カテゴリー:映像翻訳

吹替翻訳

<3.映像翻訳>

②吹替翻訳

吹替翻訳は洋画やテレビドラマなどの日本語台本を作成する仕事である。

単に俳優の表情や口に合わせて台詞を訳すだけでなく、声優が音入れが

しやすいように状況説明(ト書き)なども入れる。このため、新人はともかく

ベテランの吹替翻訳者には演劇関係出身者が多い。

劇場公開映画を吹替版で観ることはあまりないが、テレビやビデオの映画は

吹替版も多い。吹替には文字を目で追うよりも音声の方が受け入れやすく、

また厳しい字数制限のある字幕に比べ、オリジナルの情報を多く内容に

組み込めるというメリットがある。特に字幕を追うのが難しい子供や年配者

には吹替版のほうが喜ばれることが多い。

また映画以外にもテレビのドキュメンタリー番組などで字幕や吹替が入る

ことがあり、多くの場合、字幕と吹替の両方が使われている。ドキュメンタリーの

翻訳は解説と台詞の翻訳がほとんどである。翻訳者は映像を見ながら、

事前に準備された下訳をチェックすることから始め、ラフなものを魅力ある

おもしろいものに変えていく。できあがった原稿は専門家にチェックしてもらい、

それから録音作業に入る。

吹替翻訳には字幕翻訳同様、高度なテクニックが要求される。セリフの長さに

制限があるなど字幕翻訳と似ている部分があるが異なる部分も多い。

前述のように吹替翻訳は台本の翻訳であるため台詞だけでなく声優が

台詞を入れやすいようにト書きなどもいれていく。台詞の前にバックに人の

足音の音がすれば「人の足音-」といった具合に入れていくのである。

このため翻訳にかかる労力は字幕の2倍とも3倍とも言われる。しかし

登場人物のキャラクターに合った台詞を作ることができるという意味では

楽しい仕事である。

■吹替翻訳者になるには■

吹替翻訳者になるには字幕翻訳同様、映画やビデオの吹替版制作を専門に

行っている製作会社などを経てプロになるケースが多い。字幕翻訳と

兼ねて仕事をしている人もいる。全くツテのない人は基礎的な技術を

スクールで学ぶことが望ましい。最近では海外ドラマが復活の兆しを

見せているがドキュメンタリーはともかく声優を使う分コストがかかるため、

一般的には映画やドラマの吹替えは減りつつある。こうした状況から

吹替翻訳は長いキャリアを持っている人が多く、新人が入りにくい世界である。

これから吹替翻訳者を目指す人は映画やドラマだけにこだわらずドキュメンタリー

などの映像翻訳を手がけ、実績作りをすることが重要である。

 

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カテゴリー:映像翻訳

通訳の仕事

<通訳の仕事>

英語を使った仕事の代表に「通訳」があげられます。

日本でも通訳を目指して英語を勉強する人は多いですが、一口に「通訳」と言っても

実に色々な種類の仕事があります。

ジャンル別に大きく分けると、「政治・ビジネスの通訳」、「放送通訳」、

スポーツ・エンターテイメントの通訳」、「法廷通訳」、「通訳ガイド」です。

またそれぞれのジャンルの中にさらに細かく分かれた仕事があり、ベテランの通訳者は

それぞれ専門分野に特化した仕事を選んで仕事をしています。

通訳を目指すには自分の興味のある通訳は何か、また向いているジャンルは何か

じっくり研究することが大切です。通訳の仕事には高い語学力とともに、幅広い専門知識

が必要とされますので、できるだけ早い段階で自分に合った専門分野を見つけ、

目的に合った努力をすることが必要です。

このページでは通訳の仕事内容や仕事獲得法をジャンルごとに詳しく書いていきます。

1.政治・ビジネスの通訳

2.放送通訳

3.スポーツ・エンターテイメントの通訳

4.法廷通訳

5.通訳ガイド

 

 

政治・ビジネス・学術の通訳

<1. 政治・ビジネス・学術の通訳>

政府や政府関連機関、企業やコンベンション主催者が依頼する通訳。

時事、ビジネスに関する基本知識の他に、通訳するテーマについての

詳しい知識が必要とされる。他のジャンルに比べて最も需要が高く、

このジャンルを専門とする通訳者も多い。

企業ニーズとしてはコンピュータ、通信、金融関係の需要が特に高いが

その他にも自動車メーカー、製薬会社、半導体メーカー、官公庁関連機関

からのニーズも高い。

レベル別に通訳の仕事内容を分類してみると次のようになる。

トップクラス:会議通訳

中堅クラス:企業視察通訳、商談通訳、VIP付き通訳

新人クラス:国際会議事務局付き通訳、展示会のブース付き通訳、社内通訳

入門者クラス:通訳コンパニオン、アテンド通訳、国際会議の語学スタッフ

政治・ビジネス・学術の通訳の仕事内容について下記リンクに詳しく

説明しています。

政治・ビジネス・学術の通訳の仕事

 

 

会議通訳

<1. 政治・ビジネス・学術の通訳>

①会議通訳

レベル:トップレベル(通訳経験10年以上)

■仕事内容■

研究者が集まって学問的な研究成果を発表する学術会議や、

政治家やその部門の行政担当者が集まって行う国際行政に関する会議、

企業関係者が話し合う経済的な会議など、国際会議で発言者の

通訳を務める。外国人が発言者なら会議に参加している日本人の為に

日本語に、日本人が発言者なら外国人の為に外国語に訳す。

通訳は逐次通訳か同時通訳のいずれかで行われる。逐次通訳の場合は、

たいてい発言者の傍らに通訳者が控えてマイクを持って通訳するが、

同時通訳の場合は専用のブースに入って通訳し、出席者はその内容を

イアホンで聞く。

会議通訳者はこのような国際会議以外にもシンポジウムやセミナー、記者会見

などの通訳を務める。同時通訳は集中力を要し、1回につき20~30分程度が限界

なので同時通訳の場合は通常2~3人でチームを組んで通訳を行う。

他の通訳者が通訳している間も他の通訳者もメモを取りながらフォローし、

つまずいた時にいつでもカバーできるように準備している。

個人プレイのような通訳の仕事だが、実際の現場ではチームプレイの要素が高い

仕事である。

 

企業視察通訳

<1. 政治・ビジネス・学術の通訳>

企業視察通訳

レベル:中堅レベル

■仕事内容■

外国人が日本の企業や工場見学をしたり、日本人が海外の企業や工場を見学する

際に、企業側の担当者がオフィスや工場を紹介しながら業務内容を説明することを

企業視察(テクニカル・ビジット)と言うが、それを通訳していくのが視察通訳の仕事。

視察内容によって非常に専門的な内容を通訳することがあるので各種専門用語、

商取引についての知識や訪問先の知識が必要である。

商談通訳

<1. 政治・ビジネス・学術の通訳>

③商談通訳

レベル:中堅レベル

■仕事内容■

商談通訳とは外国企業と日本企業がビジネスの交渉を行う商談の場における通訳。

商談は取引条件、契約事項など直接金銭に関わる内容である為、通訳はなによりも

正確さを求められる。このため、通訳者には貿易の基本ルール、契約用語について

など、国際ビジネスについての基礎的な知識が必要とされる。また、通訳を依頼した

企業の業務内容、商談内容、これまでの経緯、商談相手企業についての情報も

事前に入手しておく。基本的に商談の通訳は自分に仕事を依頼した側に立って

訳していくことが原則。商談通訳の場は企業内の他にも見本市やトレードフェアなどで、

商品説明や情報交換、プレゼンテーション、契約交渉、取扱説明などが行われる。

 

VIP付き通訳

<1. 政治・ビジネス・学術の通訳>

④VIP付き通訳

レベル:中堅~トップレベル

■仕事内容■

通訳の内容の難易度に関わらず、同行する外国人がVIPの場合は高いレベルの

通訳者が勤める。それはVIPの発言は社会的な影響力が大きいので誤訳などの

危険性を避けるためである。VIPといっても国際機関の要人から日本の政府・

官公庁の要人、文化人に至るまで様々である。通訳の業務形態も様々で、

国際会議やイベントの特定場所での特定時間のみの通訳を務める場合もあれば、

VIPに随行して訪問先での全ての会話の通訳を行う場合もある。

 

国際会議事務局付き通訳

<1. 政治・ビジネス・学術の通訳>

⑤国際会議事務局付き通訳

レベル:新人レベル

■仕事内容■

国際会議では会場に主催者の事務局が設置され、多くのスタッフが会期中

様々な業務に対処する。外国人のスピーカーや事務局の人とのやりとり、

参加者からの質問の対応など、事務局のスタッフの間に入って通訳をする仕事。

事務局付きのスタッフになるので通訳業務だけでなく雑用を行う場合もある。

 

展示会や見本市のブース付き通訳

<1. 政治・ビジネス・学術の通訳>

⑥展示会や見本市のブース付き通訳

レベル:新人レベル

■仕事内容■

出展者が外国の企業である場合や、日本の企業が外国人客が多い展示会に

出展する場合などに依頼され、客とクライアントの間の通訳を行う。

商品説明や価格説明、取引条件などの通訳が中心となる。通訳のみを行うのでは

なく、ブース付き通訳として、雇用しているクライアントの立場に立ってブースを

訪れるお客様に接し、クライアントのサポートをすることが求められる。


 

社内通訳

<1. 政治・ビジネス・学術の通訳>

⑦社内通訳

レベル:新人~中堅レベル

■仕事内容■

一定期間の間、特定の企業で通訳者兼秘書、もしくは通訳者兼翻訳者として勤務する

仕事。この仕事はフリーランスの通訳者が毎回異なるテーマについて通訳するのに

対し、同じ企業の同じテーマの通訳を行うので通訳の実践的なノウハウが確立していない

人にとって、技術を安定させる絶好の仕事となる。ただしこの仕事に就くためには

通訳者として逐次通訳が安定してできる程度の専門技術は必要となる。

通訳コンパニオン

<1. 政治・ビジネス・学術の通訳>

⑧通訳コンパニオン

レベル:入門者レベル

■仕事内容■

国際的な展示会や見本市などのイベントが国内で開催される際に会場でのエスコート、

設備の説明などを行う仕事。通訳というよりは語学力を必要とされる仕事なので、

技術そのものよりもホスピタリティを求められる。

アテンド通訳

<1. 政治・ビジネス・学術の通訳>

⑨アテンド通訳

レベル:入門者レベル

■仕事内容■

ビジネスや文化交流を目的として日本を訪れた外国人を空港まで迎えに行き、

ホテルへ送ったり、どこか訪問したいところがあれば目的地まで連れて行き、

目的地で必要があれば通訳もこなす仕事。通訳というより案内するという点に

重点が置かれるため、外国語の会話が堪能にできる人、通訳を勉強しはじめた

ばかりの人や新人の通訳ガイドがこなす。

国際会議の語学スタッフ

<1. 政治・ビジネス・学術の通訳>

⑩国際会議の語学スタッフ

レベル:入門者~新人レベル

■仕事内容■

受付、クローク、インフォメーション、会議の進行係、照明、音声に至るまで

国際会議では語学堪能なスタッフがたくさん必要とされる。会議が外国語と日本語で

進行されるのであらゆる場面で語学力が必要とされる。

通訳というよりは語学力を必要とされる仕事なので、技術そのものよりも

ホスピタリティを求められる。

放送通訳

<2.放送通訳>

BSやCSなど衛星放送やテレビで放送するニュース番組やドキュメンタリーの

ボイス・オーバー(通訳者ないし声優が口頭で訳を言うこと)やテロップを訳す

仕事。マルチメディア時代において通訳者の需要の拡大が見込まれる

有望なジャンル。スクリプトのない仕事は通訳者が、ある仕事は翻訳者が

行う。いずれも時事に関する詳しい知識が必要とされる。

放送通訳の仕事は大きく3つに分かれる。

①海外のニュースやトーク番組の日本向け日本語放送のための時差通訳

②海外の番組、ニュース、記者会見の同時通訳

③外国人向けに日本語のニュースを英語に同時通訳

放送通訳の仕事内容は下記リンクに詳しく書いています。

放送通訳の仕事

海外ニュースやトーク番組の日本語放送のための時差通訳

<2.放送通訳>

①海外ニュースやトーク番組の日本向けの日本語放送のための時差通訳

■仕事内容■

CNNなどの海外のニュース番組やトーク番組を一旦録画し、1~2時間かけて

ビデオを観ながら通訳者が読み原稿を準備し、日本向けのオンエアの画面に

合わせて通訳者自身が同時通訳の要領でボイス・オーバーする。

■務めている人■

放送通訳専門で行っている人もいれば、政治・ビジネス通訳を行っている

人が兼任で務めている場合もある。

■発注ルート■

放送局や委託放送事業者が直接募集する場合と通訳エージェントを経由して

募集する場合がある。

 

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カテゴリー:放送通訳

海外番組・ニュース・記者会見の同時通訳

<2.放送通訳>

②海外番組・ニュース・記者会見の同時通訳

■仕事の内容■

海外の大きなニュースや緊急を要するニュースの時は日本国内にも生放送される

時があるが、その時は放送通訳者が放送局に待機し同時通訳を行う。

湾岸戦争でこのタイプの通訳の需要が注目された。

■務めている人■

政治・ビジネス通訳者でトップクラスの通訳者が務めることが多い。

■発注ルート■

必要が生じた時に通訳エージェントを通じて依頼される。このタイプは放送局独自で

たいてい人脈があることが多い。

 

March 28, 2010|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:放送通訳

外国人向けに日本語のニュースを英語に同時通訳

<2.放送通訳>

③外国人向けに日本語のニュースを英語に同時通訳

■仕事の内容■

日本に滞在している外国人向けに日本語のニュースを副音声で英語放送している

ニュース番組がある。本来、日本語の原稿を放送翻訳者が翻訳し、外国人

アナウンサーが読み上げているが、中継や緊急原稿などは通訳者が

同時通訳でこなす。かつては「音声多重通訳」と呼ばれた。

■務めている人■

英語へ同時通訳するという技術を要する為、会議通訳者が務めることが多い。

■発注ルート■

NHKの場合、バイリンガルセンターを通じて依頼される。


 

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カテゴリー:放送通訳

芸能・スポーツの通訳

<3.芸能・スポーツの通訳>

スポーツイベントに出場するために来日した選手や日本に長く滞在して

競技を行っている選手・審判・主催者(実行委員会)の通訳や、

キャンペーンのために来日した俳優や映画監督、公演のために

来日したアーティスト(俳優、演出家、劇団員、ミュージシャン、

オーケストラ団員)などエンターテイメントの分野での通訳。

対象となるスポーツや芸能についての詳しい知識が必要とされる。

芸能・スポーツの通訳の仕事は下記リンクに詳しく書いています。

芸能・スポーツ通訳の仕事

芸能通訳

<3.芸能・スポーツの通訳>

①芸能通訳

■仕事内容■

音楽、演劇、映画などの世界で来日アーティストの通訳を務める仕事。

仕事内容はさまざまで記者会見をまかされることもあれば、単発の

インタビューに同席することもある。またその外国人が国内に滞在している

期間中ずっと同行し、通訳を務めるだけでなく、身の回りのお世話をしたり

スケジュールの管理を行ったりすることもあるが、記者会見レベルの通訳が

できるのはベテラン通訳のみなので、それまでに実績を積むことが必要

とされる。芸能通訳で最も重要なことはその人の専門を十分に把握し、

どんな話題にも対応できるだけの知識を身につけておくこと。

映画俳優ならば俳優になるまでのプロフィールや家族のこと、これまで

どのような映画に出演したのか、今回の来日の目的は何かなど。

映画のキャンペーンで来たのならその映画の試写を事前に見ておくことは

必須である。

芸能通訳の場合は映画なら映画だけ、演劇なら演劇だけという感じで

1つのジャンルの通訳を専門に行う場合が多い。そのため、このジャンルの

通訳ならばこの通訳者という第一人者がはっきりしていることが多いので

新人が入りにくいジャンルでもある。

■実績の積み方■

・アーティストのアテンド通訳や訪問先への随行通訳などの案内係や

お世話係りを兼ねた仕事で実績を積む。

・演劇の世界では外国人演出家や俳優・照明・監督に付いて日本人

スタッフと俳優との間の通訳の仕事で実績を積む。

取材・インタビューの通訳

記者会見・舞台挨拶の通訳

■仕事獲得法■

芸能通訳は一般の通訳とは異なり、音楽ならプロモーター、映画なら配給会社

のように、そのジャンルの専門企業から直接依頼されることが多い。

なのでこうした企業にアプローチしていくなど自分でルートを作ることが重要である。


 

スポーツ通訳

<3.芸能・スポーツの通訳>

②スポーツ通訳

■仕事内容■

スポーツ通訳の中にはスポーツイベントの通訳と、日本のスポーツ界で

活躍する外国人選手の通訳がある。

まずスポーツイベントの通訳には選手付き、VIP付き、事務局付きの通訳や、

プレス担当や外国語で一般的なインフォメーション・業務連絡を行う

語学サービススタッフなどがある。

仕事内容もさまざまで、競技の前後のマスコミとのインタビューや記者会見、

審判や会場のスタッフ間、大会に訪れたVIPや日本人係員との通訳など

さまざまなシーンで通訳が必要となる。語学スタッフも外国人選手や審判員、

外国人観客などの質問への対応、アテンドなどを行う。

トップクラスの役員付きやヒーローインタビューの通訳は高いレベルの通訳者が

行うことになる。

一方、プロ野球やサッカーなど長期にわたる契約を結び、日本で生活する

外国人選手につく通訳者になると、競技前後のインタビューや練習、スタッフや

他の選手との打ち合わせなどの際の通訳を行う。

このタイプの通訳は生活全般にわたるお世話まで通訳者が面倒をみる場合がある。

芸能関連のアーティスト同様、スポーツ選手は独自の哲学やプライドを持ち

試合の前には神経質になったり高揚していたりとそれぞれの癖がある。

そのためそうした状況から必要な話を聞いたり、その選手の状態や気持ちを

的確に引き出し伝える幅広い人間性と表現力が要求されることも特徴である。

マンツーマン、あるいはチームに付くため、通訳技能もさることながら

選手との相性も重要になってくる。

どんなスポーツであれ競技のルールや選手、関係者のプロフィールなどに

ついて情報収集する他、いつどこでどんな大会があり誰が勝ったのか、

ルール変更はないかについての情報も必要である。

スポーツ好きの人にとっては楽しい仕事であるともいえる。

■仕事獲得法■

スポーツイベントの通訳はスポーツ関連のイベントに強いエージェントに

登録すること。日本滞在型の選手の通訳は口コミや紹介で採用される

場合が多いので、スポーツ関係者に知人があると有利である。

 

法廷・捜査現場の通訳

<4.法廷・捜査現場の通訳>

外国人犯罪が多発する世の中で必要とされるのが法廷・捜査現場の通訳の仕事。

この分野の通訳の特徴は通常は通訳というと英語の需要が高いが、この分野では

中国語、タガログ語、ペルシャ語、タイ語など英語以外の言語、しかも

希少言語の需要が高いことである。法廷・捜査現場の通訳の仕事内容は

下記リンクに詳しく書いています。

法廷・捜査現場の通訳の仕事

捜査現場の通訳

<4.法廷・捜査現場の通訳>

①捜査現場の通訳

■仕事内容■

事件が発生すると警察本部は容疑者を捜し出し、容疑濃厚な人が逮捕され、

取り調べを行うが、容疑者が外国人で日本語がしゃべれない、理解できない

という場合に捜査段階で英語もしくは容疑者の母国語の通訳者が必要になる。

この仕事が捜査現場の通訳である。

まず通訳が必要とされるのは事件が起きたときの捜査段階。

捜査には2種類あり、警察での取り調べ、そして検察での取り調べである。

警察での取り調べで容疑濃厚ということになれば書類送検され、

容疑者は検察庁で取り調べを受けることになる。

検察庁での取り調べでさらに犯罪の疑いがある場合は起訴され、

容疑者は裁判を受けることになる。

捜査現場の通訳者は担当の警察官が捜査上通訳を必要とするところには

どこへでも同伴して通訳を務める。

捜査現場の通訳が一般の通訳と大きく異なる点は、一般の通訳の場合は

重要なポイントを落とさなければ情報をサマライズすることが許されるが、

捜査現場の通訳では通訳者が供述内容を判断して通訳してはならない点

である。容疑者が言ったことはすべて訳さなければならない。

微妙なニュアンスの違いでも捜査にとっては重要になる可能性があるからだ。

このため、通訳者はその言語に堪能なだけでなく、その言語を母国語とする

人の習性や習慣を把握していることが求められる。

各都道府県警および検察庁、地方裁判所、高等裁判所では独自に

通訳者を確保している。

■採用方法■

警察の職員として正式に雇用される場合と県警に通訳者として登録して、

必要が生じたときのみ通訳を務める場合の2通りの方法がある。

正式雇用の通訳者は警察学校で警察官として訓練を受ける。

いずれの方法でも英語、中国語、スペイン語の通訳者は足りているが、

希少言語ほど不足している。

公務員としての通訳官、捜査官、フリーの通訳者の募集は警務課で

行っている場合が多い。公務員としての正式雇用は狭き門であるが

新聞の求人欄、県の広報誌に募集が出る。

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カテゴリー:法廷通訳

法廷通訳

<4.法廷・捜査現場の通訳>

②法廷通訳

■仕事内容■

法廷通訳とは裁判を必要とする外国人被告人に対して、法廷で通訳を

する仕事であるが、実際には裁判が行われる前から始まる。

専任された弁護人は第一回公判期日の前に拘置所を訪れて被告人に

接見をする。これは弁護人と被告人の裁判の打ち合わせのようなもので

この接見に担当となった通訳人が同行し通訳する。

接見への同行は法廷で通訳を行う上で通訳者にとって重要な情報収集

となる。事前に被告人の癖を把握したりどのような内容の裁判かを知る

上でも重要な材料となる。弁護士の接見から裁判の決審するまでを

一人の法廷通訳人が担当することになる。

裁判の通訳の前には裁判所を通じて起訴状などの書類が送られ、

通訳人はこの書類に目を通して予備情報をふまえて裁判の通訳にあたる。

通訳人は裁判で発言する裁判官、検察官、被告人、弁護人、証人の

5者のすべてを一人で通訳していく。

法廷通訳人は法廷での発言の通りに正確に伝えることが原則である。

被告人の供述を通訳する際には正確なだけでなく、どんな些細な言葉も

漏れなく訳すことが必要である。また法廷通訳人に求められる姿勢は

常に中立、公正な立場で通訳できること、そして法廷通訳を行う上で

知り得た事実についての守秘義務が法廷通訳人の責務である。

■採用方法■

裁判所では広く法廷通訳人を募集している。全国の裁判所の要請に応じ、

最高裁判所が率先して広く一般から希望者を募り、法廷通訳人養成プログラム

を実施している。語学力があり法廷通訳人をやってみたいという気持ちが

あっても刑事裁判に関する知識が乏しいために躊躇している人に対し、

裁判官にによる裁判手続きの講義や実際の裁判の傍聴、法廷通訳人の

立場や心得についての講義、模擬通訳実習などのプログラムが準備

されている。法廷通訳人の応募に関しては最高裁判所や自治体の

地方裁判所に問い合わせることができる。

 


 

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カテゴリー:法廷通訳

通訳ガイド

<5.通訳ガイド>

■仕事内容■

通訳ガイドは正式には「通訳案内業」と呼ばれ、観光目的で日本を訪れた

外国人を日本各地に案内し、外国語で説明をする語学スペシャリストの

ことである。「通訳」とは他の人の発言を訳すという受身的な仕事であるのに

対し、通訳ガイドは外国語で自発的に話す仕事である。

英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、

中国語、韓国語の9ヶ国語のガイドとして仕事をする場合には国家資格が

必要となる。これが「通訳案内業国家試験」である。これについては

資格のコラムで詳しく説明する。通訳ガイドが案内するお客は個人客と

団体客の2種類に大きく分かれる。基本的な通訳ガイドの仕事は

外国のお客様に日本そのものや日本の文化、観光地への理解を深めて

もらうための情報提供、お客様が日本に滞在している間、楽しませること、

お客様の日本滞在中の生活上のサポート、そしてクライアントである

旅行会社やエージェントから委託された旅行日程の遂行である。

■必要な適正■

事前に訪問先のことを調べておく調査能力

担当ツアーコースの観光先を事前に調べて頭に入れておくことは常識であるが、

初めて行くところの場合は事前に旅程と同じコースを可能な限り行ってみることが

重要である。見所、所要時間などをあらかじめおさえ、時間配分を考えておく。

・トラブル処理能力

お客様が行方不明になったり、食事に関する不満が出たり、宿泊先でお客様が

病気になったりなどツアー中に発生トラブルはさまざま。そんな時に、あわてず

適切な対応を取ることができる能力が求められる。

団体客をまとめる統率力

ガイドは団体を案内することが多いが、グループの人数が多ければ多いほど

別の行動をとる人が出てくる可能性が高くなる。ガイドには団体客をまとめる

リーダーとしての素質が求められる。

・エンターテイメント性

ガイドはお客様に「日本へ来てよかった」と思ってもらうようにするのが仕事の

ひとつである。旅程を無事に進めればいいというわけにはいかない。

そのため、ガイドはツアーを楽しくするための演出が必要となる。

例えば歌を歌ったり、宴会の席では踊ったりなど・・・。

ガイドはエンターテイナーの素養も求められる仕事である。

■仕事獲得法■

「通訳案内業国家試験」に合格し「通訳案内業者(通訳ガイド)免許」を

取得すれば公的に通訳ガイドとして認められたことになる。

ただし通訳ガイドがどのような仕事なのか実際に仕事をする前に理解を

深めなければならないので通訳案内業国家試験の合格者を対象とした

ガイド研修会が行われている。こうした研修会に参加の後、旅行会社

や旅行関連の仕事に強いエージェントに就職活動を行って登録をさせて

もらい、依頼された仕事を請けていくのが一般的な流れである。


 

各種英語検定

<英語能力検定>


英検
TOEIC
TOEIC SW Test (スピーキング/ライティング)
TOEIC Bridge Test
TOEIC LPI Test
ケンブリッジ英検 
国連英検 
全商英検
国際英検 G-TELP
CASEC
日商ビジネス英語検定試験
GTEC
時事英語検定試験
SST
T-SST
 

<中学/高校/大学/大学院留学に必要な英語検定>
 
 ■一般■
TOEFL
IELTS

■大学・大学院■
GRE Subject Test
GRE General Test
SAT
GMAT
TSE
ACT
LSAT
GED

■中学・高校■
SLEP
SSAT
 

<翻訳の検定試験> 
 
JTFほんやく検定
翻訳実務検定TQE 
JTA公認翻訳専門職資格試験 
ビジネス英語翻訳士/ビジネス英語準翻訳士/ビジネス英語翻訳主任者検定
知的財産翻訳検定
 

<通訳の検定試験> 
 
通訳案内士(ガイド)試験 
ビジネス英語通訳士/ビジネス英語準通訳士/ビジネス英語通訳主任者検定 
ビジネス通訳検定(TOBIS)
 

<専門分野別の英語能力検定試験>
 
 ■IT・工業■
工業英語能力検定試験(工業英検)  
TEP TEST(早稲田大学-ミシガン大学 テクニカルライティング検定試験)
TOPEC 
 
■観光■
観光英語検定試験 

■会計■
BATIC(国際会計検定)
英文会計検定

■医療■
CGFNS
USMLE

■貿易■
貿易実務検定 
  

<英語関連の各種技能検定試験>
 

CBS(国際秘書)検定試験 
英単語検定
米国公認秘書資格検定(CPS検定)
英文タイピングエキスパート
 

<児童の英語能力検定試験> 
 
児童英検
国連英検ジュニアテスト
ケンブリッジ英検ヤングラーナーズテスト 
JAPEC 児童英検
JAPECこどもe-検定
基礎英語検定
ACET
TECS 
 

 

 

TOEFL2010年度試験日程及び検定料

<TOEFL2010年度試験日程>

■3月■
6日(土)・13日(土)・27日(土)

■4月■
10日(土)・11日(日)・24日(土)

■5月■
8日(土)・16日(日)・22日(土)

■6月■
12日(土)・13日(日)・26日(土)

■7月■
10日(土)・24日(土)

■8月■
14日(土)・21日(土)・28日(土)

■9月■
11日(土)・12日(日)・18日(土)

■10月■
9日(土)・17日(日)・23日(土)・31日(日)

■11月■
13日(土)・14日(日)・21日(日)・27日(土)・28日(日)

■12月■
11日(土)・12日(日)・19日(日)

※2010年3月19日現在の予定です。

 

<検定料>

Regular registration(受験日の7日前まで) : 200USドル
Late registration(受験日の前営業日まで) : 235USドル
Rescheduling(申し込んだテスト日やテスト会場の変更) :60USドル

TOEFLのお申込みはこちらから

March 26, 2010|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:TOEFL

TOEIC2010年度試験日程及び検定料

<TOEIC2010年度試験日程>

■第153回■
 試験日:2010年3月14日(日)
 結果発送予定日:2010年4月13日(火)
 
 ■第154回■
 試験日:2010年5月30日(日)
 申込期間(インターネット):2010年3月1日(月)10:00~4月20日(火)12:00(正午)
 申込期間(郵送):2010年3月1日(月)~4月19日(月)
 結果発送予定日:2010年6月29日(火)
 

 ■第155回■
 試験日:2010年6月27日(日)
 申込期間(インターネット):2010年5月6日(木)10:00~5月18日(火)12:00(正午)
 申込期間(郵送):2010年4月1日(木)~5月17日(月)
 結果発送予定日:2010年7月27日(火)
 
 ■第156回■
 試験日:2010年7月25日(日)
 申込期間(インターネット):2010年5月31日(月)10:00~6月15日(火)12:00(正午)
 申込期間(郵送):2010年5月1日(土)~6月14日(月)
 結果発送予定日:2010年8月24日(火)
 
 ■第157回■
 試験日:2010年9月12日(日)
 申込期間(インターネット)2010年7月5日(月)10:00~8月3日(火)12:00(正午)
 申込期間(郵送):2010年7月1日(木)~8月2日(月)
 結果発送予定日:2010年10月12日(火)
 
■第158回■
 試験日:2010年10月31日(日)
 申込期間(インターネット):2010年8月16日(月)10:00~9月22日(水)12:00(正午)
 申込期間(郵送):2010年8月1日(日)~9月21日(火)
 結果発送予定日:2010年11月30日(火)
 
 ■第159回■
 試験日:2010年11月28日(日)
 申込期間(インターネット):2010年10月4日(月)10:00~10月19日(火)12:00(正午)
 申込期間(郵送):2010年9月1日(水)~10月18日(月)
 結果発送予定日:2010年12月28日(火)
 
 ■第160回■
 試験日:2011年1月30日(日)
 申込期間(インターネット):未定
 申込期間(郵送):2010年11月1日(月)~12月6日(月)
 結果発送予定日:2011年3月1日(火)
 
 ■第161回■
 2011年3月13日(日)
 申込期間(インターネット):未定
 申込期間(郵送): 2011年1月4日(火)~1月31日(月)
 結果発送予定日:2011年4月12日(火)
 
 
<TOEIC検定料>

検定料:5,985円

※ リピート受験割引対象の方は5,370円

TOEICのお申込みはこちらから

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カテゴリー:TOEIC

英検2010年度試験日程及び検定料

<英検2010年度試験日程>


■第1回検定■
受付期間:3月9日~5月20日(書店は5月18日締切)
一次試験:6月13日(日)
二次試験 7月11日(日)

■第2回検定■
受付期間:8月1日~ 9月24日(書店は9月22日締切)
一次試験:10月17日(日)
二次試験 11月14日(日)

■ 第3回検定■
受付期間:12月1日~12月24日(書店は12月22日締切)
一次試験:2011年1月23日(日)
準会場(すべての団体) :2011年1月22日(土)・23日(日)
準会場(中学・高校のみ):2011年1月21日(金)
二次試験 2011年2月20日(日)

 

<英検級別検定料>


検定料(一般申込の場合) ※一次試験免除者も同額です。

1級:7,500円
準1級:6,000円
2級:4,100円
準2級:3,600円
3級:2,500円
4級:1,500円
5級:1,400円


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March 26, 2010|コメント (0)トラックバック (0)

カテゴリー:英検